最期まで自宅でいるということ:在宅診療に関する講演

去る10月23日、高松市生涯学習センターにて行われた日本尊厳死協会の懇談会にて、弊クリニック院長の西口が「最期まで自宅でいるということ」と題して講演を行いました。

自宅で過ごす

まず人間が老いを実感する流れが、男性では主に3パターン、女性は2パターンに分かれることを紹介した上で、高齢により筋力が活力が弱まり、要介護の一歩手前の状態である「フレイル」の考え方と、早期のフレイル予防の方法などについて解説しました。

その上で、半数以上の方が、自宅で最期を迎えたいと希望している中、在宅診療が果たす役割が今後重要になっていくことを、実際の診療経験をふまえてお話しました。

【講演内容】

  • ●我々はどう弱っていくのだろう
  • ●がん:フレイルの期間が短い
  • ●心疾患・脳血管疾患:フレイルの期間が長め
  • ●老衰:フレイルの期間には個人差あり
  • ●平均寿命と健康寿命の差
  • ●より早期からのフレイル予防
  • ●社会性を維持することが、口腔機能や心理状態、身体活動につながり、フレイルを予防する

 

  • ●最期を迎える場所の変化
  • ●在宅医療とは
  • ●在宅医療は実際にどう始まるの?
  • ●Aさんの場合
  • ●緊急事態が発生したら
  • ●フレイルの時期をどう支えるか

 

  • ●往診と訪問診療の違い
  • ●往診:具合が悪くなったときのもの
  • ●訪問診療:具合が悪くならないようにするもの
  • ●在宅でできること

あさひクリニックでは、高松地域で在宅医療を必要とされる方に、定期的な往診を行っております。住み慣れたご自宅で、ご家族とともに過ごしながら療養生活を送ることをお考えでしたら、お気軽にご相談ください。