お知らせ
院長・西口がフレイル予防について講演を行いました
去る6月4日、松島コミュニティセンターで院長の西口が在宅医療や「終活」についての講演を行いました。こちらは平成30年度の松島高齢者教室の一コマとして実施されたもので、20名ほどの方にお集まりいただきました。
講演概要:「元気に自宅で過ごすために – フレイル予防を中心に」
高齢者の多くが、「要介護」の手前に「フレイル(虚弱)」という段階を経ていることに注目すると、このフレイルをいかに防ぐかが、健康寿命を延ばすポイントになります。
フレイルの原因としては
- – (孤独・孤立による)社会参加の低下
- – (歯周病や嚥下能力の低下による)栄養の不足
- – 体力(筋力)低下
などがあります。
これらの要素は互いに関係しており、
- – 社会性を失うと誰かと食事をすることがないため、口腔機能も低下し、栄養不足になります
- – 栄養不足になると筋肉も減ります
- – また、精神的に落ち込むことも食欲低下につながります
- – 社会性の低下は、そのまま身体的な活動量の低下にもつながるため、体力の低下に拍車を掛けます
こういった考察から、社会性の維持がフレイル予防に大きな役割を果たしていることをお伝えしました。
あさひクリニックでは高齢者の方の在宅医療に力を入れています。詳細は「訪問診療」のページを参照してください。
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