クラミジアの症状と原因

クラミジア・トラコマティスという病原体が原因の病気です。10代から20代を中心として、女性の性感染症の中で最も多い病気です。20代女性の10〜20%が感染していると予測されています。

性交渉によって尿道や子宮頸管、喉の奥にクラミジアが感染します。プールや浴場など、性行為以外の場で感染することはありません。また、症状の出ないことが多く、気がつかないまま、パートナーが変わると次々に感染を拡げてしまう危険性があります。女性の場合、クラミジアによる炎症が卵管に拡がると、卵管炎を引き起こします。卵管炎になると、不妊症や子宮外妊娠のリスクが高くなります。

対策

検査でクラミジアに感染していることが判明すれば、クラミジアに有効な抗生物質を1日から14日間飲みます。治療後に再度検査を行い、結果が陰性になっていれば治ったといえます。パートナーがいる場合は、再感染の可能性もあり、相手も同時に治療することが大切です。